朗読は…テレビドラマや映画より…生々しい
朗読にふさわしい作品とふさわしくない作品というものがあるように思う
それは、まったく個々の判断によるものではあるけれど・・・
文字で読んだときはさほどでなくても、
声で聞くと、耐えられない表現がある
それほど耳からの言葉には、インパクトがあるということだろう
であるからこそ朗読には価値があるのだ
今までに、たくさんの文学作品を味わってきた
それはほとんど、本そのものを黙読したのである
面白かったものもある つまらなくて途中でやめたものもある
ちかごろ朗読を始めてから、私は過去に黙読して面白くないと思った作品を見
直しつつある
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」
中学生のときに国語の授業で読んだ
特に面白いとも思わなかった
感想は
「お釈迦様は、なんの苦しみもない。
悲しそうな顔をしたとかいうけれど。
当然こうなることはわかりきっていること。」
お釈迦様に対して気に入らない感情を持った
いまでもその気持ちは変わっていない 私は、カンダタに同情的だ
でも、極楽の蓮池の描写を美しいと思った
そして、この話を素直に面白いと感じた・・・・・・8.2.10
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